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磯釣り関連wiki(メバル) フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

メバル(眼張、眼張魚、鮴、学名:Sebastes inermis, Sebastes cheni, Sebastes ventricosus の3種)は、条鰭綱- カサゴ目- フサカサゴ科 (en) のメバル属に分類される海棲硬骨魚のうち、人為分類によって日本で古来「メバル」と呼ばれてきた3種の総称(2008年以前にはメバル属中の1種と見なされていた)。日本の北海道から九州にかけての沿岸の岩礁域に多く棲息する。

日本語では春告げ魚(はるつげうお)との雅称でも呼ばれる。日本では美味で人気の食用魚である。

特徴・生態

全長は最大30cmほどであるが、よく見かけるのは20cmほどまでである。近年の釣りブームで広く生態が分かるようになり、最大40cm近くなるものまで釣り上げられている。体はカサゴよりも幅が薄く、体高が高い。全身は黒褐色で、数本のぼんやりとした黒い横縞がある。口と眼が大きく、「メバル」という和名も大きく張り出した眼に由来する(■右の画像を参照のこと)。

日本の北海道南部から九州、朝鮮半島南部に到る海域に分布し、海岸近くの海藻が多い岩礁域に群れをなして棲息する。カサゴのように底にとどまらず、岩礁付近を群れて泳ぎ回るが、垂直に切り立った岩場に沿ってホバーリングするように立ち泳ぎすることもある。岩礁の間から温泉が湧き出ている海域では、温泉の上に集まって立ち泳ぎする姿も見られる。食性は肉食で、貝類、多毛類、小型の甲殻類、小魚などを捕食する。

カサゴと同じく卵胎生で、冬に交尾したメスは体内で卵を受精・発生させ、交尾の1ヶ月後くらいに数千匹の稚魚を産む。稚魚は成長するまで海藻の間などに大群を作って生活する。

人間との関わり

■捕獲方法

旬は冬から春で、船、磯、防波堤での釣りや籠漁などで漁獲される。磯、防波堤で釣れるのは黒メバル、水深のある沖合いの船から釣れるのは赤メバル(沖メバルとも称)と呼ばれる。保護色による違いと考えられていたが、上述のように別種である。動くものに襲いかかる習性があるため、釣り餌として、生きたスジエビなどがよく使われる。ルアーや擬似餌でも釣ることができる。群れで行動する習性があるため、いったん釣れ始めると同じ場所で続けて釣れることが多い。このため、道糸に、多数の針をつけた胴つき仕掛けがよく用いられる。また、カサゴとは異なり、視力がよいため、細いハリスが用いられる。オニオコゼのような強い毒こそ無いが、東北地方では毒魚として知られ、不用意に握ると刺された部位はわずかに腫れる。鰓蓋(さいがい、えらぶた)や背鰭(せびれ)の棘(とげ)が鋭いため、扱う際は手袋やタオルなどの使用が薦められる。なお、瀬戸内海や東京湾では一般に棘に毒は無いとされている。

■食用

脂肪が少なく淡白な白身魚である。内臓を除いただけのものを味噌汁や煮付けなどにし、熱いうちに食べると美味。ただし、料亭などでは内臓にこそ旨味があるとしてこれを活かした調理法を執る[1]。その他の料理法として、塩焼き・唐揚げ・刺身などがある。 台湾においても、「平?」と称して蒸し魚などにされる。


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